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日本が抱えるAmazonのドローン配送実現に向けた3つの課題点

カテゴリ:アマゾンショッピング 投稿日:1月 17, 2020

AmazonやZOZOTOWNなどが流行し、インターネットを通して外に出なくても買い物ができる世の中になってきています。実際に、ネットショッピングを利用している人も多いのではないでしょうか?スマホやパソコンから簡単に購入することができ、多くの企業がインターネットから商品を購入できるようにシフトしています。

非常に便利なシステムですが、大流行の裏で配送業者の人手不足という新たな問題点も浮き彫りになりました。日本の大手配送企業のヤマト運輸でも、配送担当の一人一人の負担が大きくなり、テレビやマスコミでも過重労働問題は大きく取り上げられていました。

再配達の手間をなくしたり、賃金を上げて人手不足を解消したり、対策はされているものの、まだまだ問題の解決には至っていないというのが現状です。

そこで、注目されているのが自動で荷物を配送するという新たなシステムです。Amazonでも2019年6月からアメリカで、ドローンを利用した配送の実験を開始しており、高い関心が持たれています。

日本でのサービス開始にも期待が持たれていますが、いくつかの問題点があり、それを乗り越えなければドローン配送の実現は難しいと言われています。

実際にAmazonのドローン配送には、どのようなことが課題になっているのか?日本ならではの問題点について、深く掘り下げてご紹介していきたいと思います。

Amazonのドローン配送とは?

まずは、日本での課題を解説する前にAmazonのドローン配送について紹介したいと思います。

2019年6月5日に「Amazon prime Air」というドローンによる自動配送サービスが発表されました。プライム会員向けのサービスとなっており、注文されてから30分以内に利用者へ届けることができるというものです。30分以内という、とても速い時間での配送になりますが、世界中に多くの倉庫を持つAmazonだから実現できるものだと思います。

注文を受けると工場員が商品を専用のドローンにセットし、ドローンは専用の目印を頼りに利用者の元へと運ぶことが出来ます。利用者がすることと言えば、Amazonのロゴが記載されている専用の目印を、家の外に設置するだけです。

専用のドローンには六角形のプロペラガードがついており、安全面に考慮された作りになっています。またAIが備えられており、搭載しているセンサーで人や動物などの障害がないかを判断することもできます。

アメリカやフランスで実験が行われており、サービスの早期実現に向けて取り組んでいますが、まだまだ問題点も多くあります。そこで以下では、Amazonのドローン配送が抱える全体の問題について紹介したいと思います。

Amazon prime Airの問題点

実現すれば世界中に影響を与えるドローン配送のAmazon prime Airですが、いくつかの問題があり、それを乗り越えなければ実現は難しい状態にあります。

まず、最初の問題点としては墜落する危険性があることです。特に雨天時や強風時など、ドローンが通常の動作をできなくなる環境にあった時など、突然の故障で墜落する可能性があることは大きな問題となります、人や物などの上に落ちてしまうと大惨事を招いてしまう可能性もあり、最も重要な問題となっています。

また、経年劣化での故障も考えられるため、メンテナンスを行うことが必要不可欠になりそうですね。

さらに、サービス開始時に頻繁に起こるであろう問題が盗難です。商品を配送している時のドローンを意図的に墜落させることで、商品を簡単に盗難することが出来てしまいます。すでに、ドローンの制御をウィルスに感染させることで、停止させるようなものもあり、対策は必要になりますね。

日本が抱える「Amazon prime Air」実現に向けた問題点

上記でAmazonのドローン配送の全体的な問題点について紹介しましたが、ここからは日本ならでは問題について紹介していきたいと思います。

この課題を克服しない限り、日本での実現は難しいと言われており、サポート開始のためには乗り越えなければいけない条件とも言えます。

ドローンが着地する場所を確保できない

アメリカでは広大な敷地があり、一軒家を持っている人も多いため、ドローンが荷物を持って来た際に着地するスペースを確保することは難しいことではありません。

しかし、マンションやアパートが多い日本では、一軒ごとにドローンが着地する場所を作ることは簡単ではありません。また、都心部などでは家と家の間がほぼないということも珍しくなく、庭がない家も多くあります。

さらに、着地することが出来たとしても、離陸の時に事故が発生するリスクも高くなってしまいます。実際にロシアで行われたドローン配送の実験では、離陸したドローンがアパートの壁に激突して墜落するという事故が発生しています。

最近では、細かい動きができるドローンも多く開発されており、小さな隙間を通ることも容易になっているものの、AIでの制御や荷物を持った状態で、スペースがない状態でどこまで精度が高い運転ができるのかが課題だとも言えます。

本当にドローンの配送が必要な地域への配達が出来ない

日本でドローン配送が本当に必要な地域は、離島で買い物をする場所がない地域や、過疎地帯になっており、年配の方が買い物をするために遠出をする必要がある地域だと思います。運送業者の人手不足解消という問題の解決にも必要だと思いますが、買い物に行けずに困っている方の救済にもなるサービスだと思います。

ドローンが着陸するスペースの確保は簡単にできても、ドローンが届かないとなると意味がありません。「Amazon prime Air」では最大で24kmまで荷物を運ぶことが出来ますが、Amazonの倉庫から24km以上離れている地域での利用は出来ないということにもなります。

世界中に倉庫があるAmazonとは言え、日本では24km以上離れている地域は少なくないはずです。さらに言えば、本当にドローン配送が必要な人ほど、倉庫から離れている可能性が高いのです。

今後、ドローンの開発がさらに進み、長距離の運転が可能になれば、問題は解決できるので、日本ではまず都心部から利用を開始するという流れにもなりそうですね。もちろん、一つ目に紹介したスペースの確保を乗り越えた上での話になりますが。

ドローンの飛行禁止区域が多い

ドローンは荷物を運ぶだけではなく、操作することの楽しみなどもあり、一般の人からも多く愛されています。しかし、操作性が上がれば上がるほど、犯罪に使われることも増えている為、日本では多くの地域でドローンの飛行禁止区域となっています

日本が定めている禁止区域には住宅が密着している場所も含まれている為、都心部ではスペースの確保以外にも禁止区域という問題も発生してしまいます。特に、重要な建物の近くは禁止になっていることが多く、近くの住民は利用できないということもあり得るかもしれません。

スマホのアプリで簡単にドローンの飛行禁止区域を調べることができますが、見てみるとかなり細かく設定されており、Amazon prime Airがどこまで飛行禁止区域を避けながら運転できるのかも大きな課題と言えます。

また、禁止区域を避けることで、配達スピードが落ちてしまうことも考えることができ、30分以内に届けるという前提が崩れてしまう可能性もあります。

歩道走行型の自動ロボットの方が配送に向いている?

上記でも紹介したように、上空を運転するドローンでの配送は様々なリスクが伴います。特に事故が発生した時には大惨事へと繋がるため、サービスの開始に慎重に成らざるを得ない状況となっています。

そこで、最近注目度が上がっているのが、歩道走行型の自動ロボットでの配送になります。ドローンと比較すると、上空からの事故を防ぐことができること、外部からの攻撃への耐性が強いなどの安全面で優れているだけではなく、着陸のスペースを確保する必要もなくなるため、ドローンよりも配送に向いているのでは?と言われています。

実際に、Amazonでも「Scout」と言う自動配達ロボットの開発が行われており、実用化に向けて日々研究が続けられています。

しかし、走行型の自動ロボットにも課題は残されており、歩道にある高い段差を乗り越えることが難しいこと、公道を走行するため、人や自転車などの障害物が多いことなどが挙げられています。車道を横断する場面も必ず発生するため、どこまで正確で安全に荷物を運ぶことが出来るかが鍵となっています。

まとめ

今回はAmazonのドローン配送について紹介させていただきました。AIや自動化の流れは世界的な流れになっており、子供の頃に夢見たようなロボットとの共存は、もう夢ではありません。

人間の仕事が奪われるという意見も多くありますが、実際にはロボットの管理や製造など、新たな仕事も発生するため、企業は上手くシフトすることが求められています。

現在の日本では年間で40億以上の荷物が配送されているというデータもあり、配送業者もすでに限界を超えていると言われています。実現のために必要な課題は山積みですが、もしサービスの利用が開始されれば、大きな影響を与えることは間違いないでしょう。

しかし、利用者にとってはロボットでも人間でもどちらでも良いという人が多く、配送に危険が伴うことや、人との触れ合いがなくなってしまうことから、導入する時には多くの人から賛同を得ること