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Amazonマーケットプレイスの販売手数料の仕組みを5項目で解説!

カテゴリ:アマゾンショッピング 投稿日:2月 28, 2020

Amazonは商品を買うだけではなく売る事も出来るというのは知ってましたか?

月間利用者数は世界最大であり、数多くの人が利用しているAmazonへの商品出品は多くの稼ぎを生み出す事が出来る可能性を秘めており、実際にAmazonへの商品出品を副業や本業にしている方も多くいます。

Amazonマーケットプレイスは、個人や企業がAmazonへ商品を出品する仕組みの事を指しており、Amazonへ商品を出品する事が出来る変わりに、Amazonへ販売手数料を渡すという仕組みになっています。

この記事ではAmazonマーケットプレイスを利用し商品を出品しようと考えている方は絶対に覚えておくべき、販売手数料の仕組みについて解説していきたいと思います。自分がどのプランを選択するか、どのカテゴリーの商品を出品するかなどで大きく手数料は異なりますので、事前にきちんと把握しておきましょう。

Amazonマーケットプレイスの手数料

個人や企業でAmazonに商品を出品する事が出来るマーケットプレイス。自分自身が選ぶプランで大きく販売手数料が変わるという事をまずは覚えておきましょう。

  • 小口出品(基本成約料1件につき100円+販売手数料+カテゴリー成約料)
  • 大口出品(月間登録料月4900円+販売手数料+カテゴリー成約料)

販売手数料は上記のようになっており、小口か大口かで大きく販売手数料は変わります。どちらを選べば良いのかの簡単な基準としては、一ヶ月で毎月商品を49点以上販売する方は大口出品で、49点以下の方は小口出品が良いです。

それでは早速ですが、小口出品と大口出品に必要な販売手数料の違いを紹介していきます。

月間登録料金の有無

小口と大口出品の最大の違いは、月間登録料金があるかないかです。これがある事で、月々に自分自身がどれ位の数の商品を販売するかで、登録する方を決める形になります。

  • 小口出品⇒月間登録料金0円
  • 大口出品⇒月間登録料金4900円

上記のようになっており、小口出品の場合は万が一その月に商品が1点も売れなければ支払う料金は0円ですが、大口出品の場合は例え1つも売れなくても月間登録料金として4900円を支払わなければなりません。

大口出品の月間登録料金4900円というのは固定であり、1個売れようが1000個売れようがこの値段が変動する事はありません。

これだけ聞くと小口の方が良いと思ってしまうかもしれませんが、小口には商品ごとに100円という販売手数料が付与されます。つまり、商品が49個以上売れたら大口の方が得になるというのはここが大きく影響しており、小口出品で登録しているのに月に商品が50個売れてしまうと手数料が5000円になり、大口出品の登録料金を上回ってしまうんですね。

という訳で、小口か大口かの分かれ目は、月に商品が50個販売できるのかどうかという点がボーダーラインになるという訳です。

小口と大口で変わる販売手数料

小口出品と大口出品で共通している手数料の販売手数料。これは要するに配送料金の事を指します。大口出品の場合は特典として独自の配送料金を設定する事が出来るようになっています。出品する商品を送料を含めた値段にして送料無料にする事も可能ですが、小口出品の場合は必ず送料が発生し、その送料はAmazonの配送料が適用されます。

国内発送の場合、小口出品者にかかる販売手数料は以下の通りになっています。

カテゴリー 配送料金
262円
CD 356円
ビデオ 398円
DVD、ゲーム、PCソフト 356円
おもちゃ、ドラッグストア、ベビー 524円
その他のカテゴリー 472円+1キロあたり53円

上記のようにカテゴリーにより必要になる販売手数料が異なります。大口出品の場合は自分で設定する事が出来るので関係ありませんが、小口出品の場合は上記手数料が必ず必要になり、島や遠い場所の配達で多く配達料が必要になる場合も負担しなければなりません。

ちなみに海外への発送の場合は以下のようになります。

カテゴリー 配送料金
823円(アジアなど)

1234円(ヨーロッパなど)

1440円(アフリカなど)

CD 617円(アジアなど)

823円(ヨーロッパなど)

926円(アフリカなど)

ビデオ 823円(アジアなど)

1234円(ヨーロッパなど)

1440円(アフリカなど)

DVD 617円(アジアなど)

823円(ヨーロッパなど)

926円(アフリカなど)

海外へ全ての商品を発送できる訳ではありませんが、上記のように本やCD、DVD等は、海外在住のユーザーから購入注文がきた場合は発送しなければなりません。配送料金は国内発送よりも高くなりますので、この点も考慮しつつ、販売手数料がどれ位かかるのかは計算しておいた方が良いでしょう。

売れた商品のカテゴリーで異なる成約料

Amazonマーケットプレイスのもう一つの販売手数料はカテゴリー成約料です。これは自分が出品している全ての商品に当てはまるもので、販売した商品のカテゴリーによりAmazonへ支払う成約料が変更していくという特徴があります。

要するに、本を売った時のAmazonに引かれる成約料と、カメラを売った時のAmazonに引かれる成約料は違うという訳です。

どのカテゴリーが何%の成約料を差し引かれるのかは、以下の表を参考にしてみて下さい。

カテゴリー 販売手数料
・本

・CD

・DVD

・ビデオ

・TVゲーム

・PCソフト

・文房具

・オフィス用品

・ホーム用品

・ホームアプライアンス

・DIY

・研究開発用品

・服

・ファッション小物

・シューズ

15%
・スポーツ用品

・バイク用品

・おもちゃ

10%
・エレクトロニクス

・カメラ

・パソコン周辺機器

・楽器

・大型家電

8%
・ドラッグストア

・ビューティ

・食料品

・飲料品

売上合計が1500円以下の場合は商品代金の8%で売上合計が1500円を超える場合は商品代金の15%
・ペット用品

・ベビー用品

売上合計が1500円以下の場合は商品代金の8%で売上合計が1500円を超える場合は商品代金の15%
・腕時計

・ジュエリー

売上合計が10,000円以下の部分には商品代金の15%で売上合計が10,000円を超える部分には商品代金の5%

上記のように販売された商品のカテゴリーにより、Amazonへ支払う手数料は変化していきます。上記に当てはまらないカテゴリーの手数料は全て15%となっています。

在庫保管手数料

個人や企業でAmazonに出品する商品を自社の倉庫などで管理している場合はこれは特に問題ありませんが、Amazonの倉庫に商品を保管し、Amazonに出品作業の全てを任せる場合は、在庫保管手数料というのが必要になってきます。

これは商品のサイズによって変動するもので、例えば一般的なサイズのゲーム機械などの場合は月額31円の保管手数料が発生し、大型テレビをAmazonの倉庫で保管する場合は月額724円の保管手数料が発生します。

売れずにいつまでもAmazonの倉庫に商品を置いておくと、その在庫保管手数料だけでかなりの金額になってしまいます。個人で行っている分には数も限られていますので大丈夫なのですが、企業で大きく販売する場合は、在庫保管手数料だけでかなりの額になってしまう事も考えられますので、仕入れた商品は必ず短期でさばける量だけにするのが良いでしょう。

その他の手数料

上記で説明した主な手数料の他にも、Amazonマーケットプレイスを楽に利用しようとすると様々な所で手数料が必要になります。

  • 配送代行手数料(小型標準257円、大型標準575円)
  • FBA在庫の返送(標準52円、大型105円)
  • ラベル貼付サービス(小型20円、標準20円、大型51円)

Amazonマーケットプレイスは商品の仕入れだけ行えば後は全て任せることも可能ではありますが、Amazon倉庫に置いてもらい、後の配達を全て一任する場合は上記のような様々な手数料が差し引かれる事になります。

それでもかなりの手間を省いてくれますし、多くの商品をさばく事が出来れば十分に元は取れますので、Amazonに配達も管理も一任するケースが多いのも納得です。

個人で出品を行っている方で、手数料をいちいち引かれるのが嫌だという方は全て自分で配達から何から行う方が、Amazonに差し引かれる手数料は減らす事が出来ます。

まとめ

普段Amazonで買い物しかしないという方は自分で出品できるというサービス自体を知らない方も多かったでしょうから驚いたと思います。実際にAmazonで購入した商品が一般の方から配送されているケースもあり、気付かないうちに皆さんの中でもAmazonマーケットプレイスを利用している方は少なくないと思いますよ。

Amazonで管理してもらう事で簡単に出品と配送が出来るものの、差し引かれる手数料はしっかり覚えておかなければ収益に関わります。上記で紹介した手数料は最低限覚えておいた方がいいものなので、しっかりと抑えておきましょう!