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Amazonレンディングとは?3つの特徴と審査内容を分かりやすく紹介

カテゴリ:アマゾンショッピング 投稿日:3月 21, 2020

商品を仕入れてAmazonで販売している個人や企業にとって大切なのは仕入れ資金。資金力がなければ商品を大量に仕入れる事ができず、仕入れる事ができなければ当然さばる事も出来ませんので売上は低迷していきます。

Amazonには、マーケットプレイスに参加している法人販売事業者を対象に融資サービスを行っていて、それの名称がAmazonレンディングです。

2014年2月から開始されたもので、Amazonレンディングには通常の融資では考えられない数多くの個性的な特徴があります。この記事では、Amazonレンディングの特徴や審査内容や方法について詳しく紹介していきたいと思います。

Amazonレンディングの特徴を紹介

Amazonレンディングとは簡単に説明すると『運転資金の融資』の事。Amazonの売上を上げる為に使うならAmazonが資金を提供するというもので、通常の融資とは異なる個性的な特徴がある事で知られています。

以下ではAmazonレンディングの特徴を紹介していきましょう。

10万円から5000万円までの枠

Amazonレンディングで受けられる融資額は10万円から5000万円です。マーケットプレイスの売上実績や実績などにより融資される額の最大値は変更されていきますが、最大の5000万円の融資はまず受ける事が出来ないと考えて良いでしょう。

Amazonからすると、融資した額を使って更に多くの商品を出品する為に使って欲しい融資なので、10万円しか借りられないという事も基本的にはありません。

融資審査基準を満たした出品者のみに送られてくるメールがあり、そこに幾らまでの融資が可能で金利も幾らと記載されています。それに則り、融資額が決められていきますので販売実績や信用度を上げる事で融資額を更に上げる事も可能です。

最短3日で資金を調達できる

Amazonレンディングの魅力は早期の資金調達が出来るという点です。初めての利用か2回目以降の利用かで、申込から融資までの時間が異なります。

・初めての利用⇒申込から融資まで最短5日

・2回目以降の利用⇒申込から融資まで最短3日

2回目以降であれば申込手続きのプロセスも簡単で、更に融資までの期間が初めてよりも短くなります。銀行融資などであれば、審査から融資までに非常に長い時間がかかり、最低でも3週間、長くて1ヶ月かかる場合もあります。

それを考えれば早期に資金調達が出来るというのは大きな強みであり、調達した資金の使い道を考えて実行に移すまでの時間を短縮する事が可能になりますよね。

返済期間は2種類

Amazonレンディングは返済期間を3ヶ月と6ヶ月の2種類から選ばなくてはなりません。大量の資金を調達して長いスパンで返済したいと考えている方にとっては、返済期間が短期だというのは苦しむ元かもしれませんが、Amazonは資金サイトが早く10日に1回のペースで売上が入金されますので、Amazonで商品を出店しているのであれば、そこまで資金繰りのズレに悩む事はないでしょう。

Amazonレンディングを使う最も適切な方法としては、セール時期の増加運転資金に利用するというのが良いと思います。返済期間を短期に設定している理由も、Amazonはセールで大量に仕入れて、セールで大量に売って、すぐにお金を返してねという事です。

Amazonレンディングの審査はどうなってる?

続いて紹介していきたいのが審査内容です。融資で気になる点と言えば審査やその時に必要な書類などの提出ですよね。

一度でも銀行融資などを利用した事がある方であれば分かると思いますが、通常の融資審査は膨大な量の資料提出を求められます。

Amazonレンディングの場合はどうなのか?審査内容や方法はどうなっているのか?審査に関する気になる点を以下で解説していきたいと思います。

独特な審査基準

Amazonレンディングの審査は銀行融資などとは全く違います。面談や捺印などが一切なく、個人信用情報を全く参考にしない審査方法を取っていますので、極端な話をすると、Amazonが定める審査を通過していれば、ブラックで本来であれば融資を受ける事が出来ない人であってもAmazonレンディングであれば融資を受ける事が可能です。

なぜそのような事が出来るのか。その理由は、Amazonでの売上や出品者の在庫などを担保として抱えているという点と、その出品者の売上や信用度情報の全てをAmazonが抱えているからです。それらの情報を見てAmazonは審査をし、幾らまで融資をしても大丈夫という数値を自動的に計測しています。

Amazonは出品店舗ごとに売上と在庫をデータ化していますので、あとどれ位で在庫が不足するのかという事も全て把握しています。そうなると逆算して幾らの運転資金が必要になるのかという事も把握できるという訳です。

そこに評価が高い店舗に関しては今後も売上が伸びる可能性があります。過去の売上推移などと比較検討し、これ位の売上であれば融資した後に充分に回収する事が可能であるとAmazonに判断されれば、融資を受ける事ができ、融資額も高くなります。

審査により金利は変動する

審査についてもう一つ覚えておかなければいけない点は、出品者により金利が異なるという点です。スコアも優秀で今後もAmazonの売上に貢献してくれると思われる出品者に対しては多額の融資を可能にしており、金利も安くなります。

Amazonレンディングの基本的な金利は9.9%~13.9%となっていて、これは銀行融資などと比べるとかなり高いです。銀行融資の相場は2%~4%と言われていますので、長期的に借りるとかなりの金利負担になりますが、上記でも紹介したようにAmazonレンディングの融資は短期返済のみなので、金利負担は大きな額を借りるのでなければそこまで痛い事にはならないでしょう。

とは言っても金利の高さは借りる時に躊躇してしまう要因の一つになります。高い金利で借りても充分にペイできるという確証がなければ借りるのは少し考えた方が良いです。

返済手続きがシンプルで楽

上記で紹介したようにAmazonレンディングは他の融資に比べると金利は高いですが、その変わりに早く資金調達する事が可能で煩わしい面談や審査がないという特徴を持っています。

それは返済方法についても言える事で、Amazonレンディングで借りた資金の返済手続きがとてもシンプルで簡単です。

販売事業者の売上が決済されるAmazonアカウントより自動的に引き落とされるシステムになっていますので、返済に悩む事はないでしょう。なぜなら、振り込まれる前に自動的に金利を含めたお金を引き落とされるので、払い忘れは資金繰りに困るという事はまずないと言っても過言ではありません。

返済方法は元利均等返済方式と言って、金利と元金を毎月定額の決められた額を引き落とされるというものです。返済回数を3ヶ月の3回にするか、6ヶ月の6回にするかで、月々引き落とされる額が変わっていくという訳ですね。

まとめ

AmazonレンディングはAmazonで商品を出品している事業者にとっては、ビジネスの成長に欠かせない非常に重要な資金調達方法であると言えます。

銀行融資などであれば資金使途はある程度自由になりますが、Amazonレンディングの場合は資金使途が決められています。

資金使途: Amazon.co.jp内Amazonマーケットプレイスでのビジネスを更に拡大、成長していただくため

このように明記されていますので、Amazonマーケットプレイスでの仕入れ代金などに使うのが一般的。運転資金の捻出というよりは、繁忙期にいつもより多くの商品を仕入れた大量に販売したいという時に、一時的に借りるお金として利用するケースが多いです。

一度利用すれば手続きは簡単になりますし、順調にAmazonで販売事業を進めていき売上を上げていけば融資額も増え、それに伴い事業を更に拡大する事も可能。

Amazonで販売している事業者にとっては欠かせないサービスであると言えますので、仕入れ代金を資金調達したいと考えている方は是非参考にしてみて下さいね。